2011年度7月遊遊ひろば

カヌー・鳥の丸焼き・オーバーナイト

日時:7月2日(土)~3日(日)
場所:船上山
目標:自然といのちの中で自分と向きあう

船上に参上!
子どもたちは出発前からカヌーに乗るのをとても楽しみにしていましたが、船上山に着いてからも雨がしとしとと降り続けていました。しかし、皆の思いが通じたのかカヌーをする時間には霧が晴れたため、無事に乗ることができました。カヌーを漕ぐ皆の真剣で得意そうな表情がとても頼もしかったです。夕飯には班ごとに鶏の丸焼きを作りました。足も首もついている大きな鶏肉を前にして戸惑う姿も見られましたが、調理を進めるにつれて「大事に食べんとなあ」「鳥にありがとうだなあ」などの言葉が聞かれました。私たちの班では出来上がった鶏の丸焼きを、普段食べることのない首の肉まで皆で分け合っていただきました。その晩は、夜通し火を守るなかで命について考えました。班で話し合ったり自分の心で考えたりとそのスタイルは様々ですが、それぞれが「命」や「自分」と向き合った時間が確かにあったと感じています。帰りのバスでは、隣同士で頭をくっつけてぐっすり…という微笑ましい姿もたくさん。盛りだくさんのプログラムの中で色々な表情が見られた、充実した2日間でした。

引用:2011年度ポレポレポート10月号