「ダメ!!!」と言わない大切さ  ~ゲルマン~

第一講座終えての感想をポレポレキッズ☆カウンセラーのゲルマンに聞いてみました。

「ダメ!!!」と言わない大切さ

「子どもの時間」という映画を観て、「ダメ!!!」と言わない大切さを私は感じました。この映画は埼玉県のいなほ保育園が舞台のドキュメンタリー映画です。この映画では衝撃的なシーンも多く、びっくりするような事がたくさんありました。手でスープを食べる子や、畑まで行くのに片足は運動靴、もう片方は長靴で歩く子、動物の世話の為に飼料を自ら作る子など、子ども達が自分の思うように『子どもの時間』を過ごしていました。この映画の中では、大人は子ども達に対して「○○したらダメ!」、「~をしなさい。」と言ったことはほぼ言っていませんでした。子ども達がやりたいように、思ったようにするのを大人はただ見守っていました。そうすることで、子ども達同士で“自ら”料理を始めたり、プールの飛び込みに挑戦したりと、子ども達の自発性や積極性が育まれていました。また、子ども達同士でも「○○したらダメ!」という言葉も出ず、子ども達の可能性がとにかく引き出せる環境だと私は感じました。今後、私も子どもと接する上で、「ダメ!!!」と言いすぎないようにしようと思い、大変勉強になりました。
「子どもの時間」を観終わった後は、グループに分かれてシェア会を行いました。理想の子どもの時間、今の子どもの時間という順で話し合いました。自分達の子どもの頃を振り返ってみて、みんなで秘密基地づくりをしたり、只々土管の中を進んで行ったりと、何でもないような事だけど、子どもにとってはそれが楽しくて、そのような時間が理想の『子どもの時間』であるのではないかという意見が出ていました。しかし、それとは対照的に、今は習い事や公園の規制、治安の問題で限定された環境下でしか遊べない状況に陥っているという現状が話し合いの中で出ました。この現状を踏まえた上で、最後は理想の子どもの時間に近づける為のアクションを一人一人が考え、シェアすることが出来ました。このような貴重な機会が、今後の子ども達の取り巻く環境や、子ども達に対して良い影響を与えられたらいいなと思います。