秋のコソダテゼミナール第2講座を終えて ~ちゃしぶ~

秋のコソダテゼミナール第2講座を終えてポレポレキッズ☆カウンセラーのちゃしぶに感想を聞いてみました。

子どもにとって最高に面白い瞬間とは

「骨が折れるより心が折れる方がましだ!」こんなコンセプトのもと、現在、全国に広がりを見せている「冒険遊び場プレーパーク」。従来、子どもたちの遊び場だった空き地は責任問題により子どもが遊べなくなり、公園ではボール遊びさえ規制されている場所があります。
そんな環境の中「子どもの居場所」はどこにあるのでしょうか。そんな「子どもの居場所」をつくるために活動をしていらっしゃるたっちゃんこと渡辺達也さんの貴重なお話を聞かせていただきました。

遊びには失敗が付き物です。
木に登れない 火が点かない のこぎりが使えない。
だけど遊びは失敗できるからおもしろい。
失敗するから「できたっ!」の瞬間が生まれる。
木に登らせてあげる 火を付けてあげる のこぎりで切ってあげる。
泣かないように やけどしないように けがをしないように。
それは失敗しないことと引き換えに「できたっ!」の瞬間を奪うこと。
それは遊びの最高におもしろい瞬間を取り上げてしまうこと。
『たごっこパーク』は遊びの最高におもしろい瞬間を子どもたちに手渡そうとする活動です。
「それじゃだめでしょ。」 「ほらこうやりなさい。」 「やめなさい。」
その言葉を投げ掛ける前に子どもたちの表情をちょっとのぞいてみませんか?
(たごっこパークホームページより)

たっちゃんの活動にはプログラムもなければ目標もありません。それは子どもたちにとって心地よい安心できる居場所をつくるため。それでも子どもたちは生き生きと遊びに没頭していきます。私たちが活動しているポレポレキッズ☆と似ている部分もあれば、違う部分もあり、たくさん驚かされました。そのような様々な考え方を知り、考える幅がとても広がりました。目の前の子どもにとって何が最善なのか常に考えているということが私たち子どもと関わる活動をしている者にとって大切なことなのだと改めて確認する機会になりました。