1月研修会

1月13~15日1月研修会を行いました。今回の研修のねらいは「雪の中という過酷な環境における、野外スキルを学ぶ」と「社会性・挑戦心・やり抜く心を意識し、今後のひろばに活かす」というねらいのもと行いました。

1日目、朝早くから研修会の参加者が集まり、すぐバスに乗り込み美方高原とちのき村へと出発しました。道中は、初心に帰りカウンセラークイズをしたり、バスがチェーンをはめている最中は、歌に合わせて即興ダンスをしたりして、盛り上がりました。今回の積雪量は、研修会の先週行われた冬キャンの比じゃないぐらいとても多かったです。その影響で、到着時間が大幅に遅れてしまいました。

到着したら、入所式、シュラフづくりをやり、さっそく1日目泊まることとなるキャンプ場に行きました。移動中も雪の量がすごく、先頭がスノーシューをはいて道を作りながら移動しました。

キャンプ場に着いたら、雪の降る中テント建てをやりました。最初、圧雪をしなければならないので、雪がない時よりも大変で時間もかかりました。そして、終わった班から、かまくらづくりをやりました。各班で協力しながら、短い時間で全班が班のメンバー全員入れるような、かまくらを完成させました。かまくらづくりの後、寒い中の火おこしをやりました。やはり、寒いからなのか、火が付くまでかなり時間がかかっている班もありました。

その後、夕食で温かい袋めんを食べてから、キャンプファイヤーをしました。

キャンプファイヤーの場所を踏み固めるのも困難でした。しかし、そんなことを忘れるぐらい、熱く燃え上がる炎を囲んでファイヤーダンスとゲームをして盛り上がりました。寒くて動かなかった心身も、キャンプファイヤーが始まるとだんだん動いてきて、最後には心は熱く、体は暖かくなりました。

そのあとは、各自テントの中に入って寝ました。

2日目は、テントから出ることに苦労するところから始まりました。夜にすごい量の雪が降り、雪がテントを覆い被していて、テントの内と外から雪を落としてやっとかっと外に出られるという状況でした。そして、テントから出てから、みんなで協力してテント撤収とかまくらくずしをやりました。全員がてきぱき動いてくれたおかげで、短時間で終わらせることができました。

その後、施設に戻り朝ご飯を食べた後に、知っておいて損はないロープワークをしました。そのあと、座学をやりました。とちのき村の職員さんに講師として来ていただき、主に雪の中におけるリスク管理を、僕たちが疑問に思っていることを答えていただくという形で、やりました。たくさんのリスクやリスク管理を教えてもらい、自分たちが子どもたちを預かっている立場ということを再確認でき、これからの雪のある活動に行かせていけたらいいなと思います。

その後、昼食を食べた後に、座学と同様にとちのき村の職員さんを、講師としてスノーシューハイクをしました。初スノーシューハイクだった人も多く、先頭で歩くことのたいへんさや、協力が必要だということを学べました。動物の足跡を見つけることや、みんなで声を掛け合って歩いていくのは、とても楽しかったです。講師さんには、スノーシューの楽しさや楽しみ方、そして、実践的に雪の中のリスク管理を教えていただきました。

そのあとは、施設で夜ご飯を食べて、お風呂で体を休めて、二日間の反省を裏のねらいに絡めて反省をしてもらいました。

反省が終わった後は、各部屋で昨日とは比べものにならないほど、快適な布団で寝ました。

3日目は、部屋の片づけを済ませた後に、朝食を食べました。その後、昨日の反省を含めて、今回の研修で学んだことはひろばにどう生かせるかを各班ごとに話し合ってもらい、発表しあいました。その後、退所式をして、最後はみんなで歌を歌って楽しい気持ちになって、帰りのバスの中に乗りました。帰りのバスの中は、過酷な環境の中で活動した疲れもあってか、ほとんどの人がぐっすり眠っていました。今回の1月研修会は終わりました。

今回の1月研修会は講師さんがついてくださったので、普段自分たちだけではできないような体験ができ、講師さんからたくさんのことを学べました。またそれだけではなく、すごい雪の中で活動したことで、雪の楽しさに加えて恐ろしさなども多く学べました。今回学んだことを再確認して、ひろばに生かしていきたいと思います。