雪洞泊
日時:1月4日(水)~8日(日)
場所:とちのき村
目標:困難な状況の中でも活動の楽しさを見出し、仲間と共に達成感を分か ち合うことができる。
BIGプロジェクト
雪で真っ白になった斜面から、色とりどりのウェアを着たみんなが入れ代わり立ち代わり姿を現す様子は、とても可愛らしいものでした。2日間をかけた大きなプロジェクトであった雪洞作りは、班によって特徴も様々でした。ある班は外装にとても力を入れ、ある班は中に長靴置き場を作り、またある班の雪洞には、迷路のようにたくさんの横穴が掘ってありました。私は、そんなみんなだけの雪洞を掘っていくことをサポートしながら、どの班の子たちも少しずつ変わっていく様子を感じていました。初めは、スコップがどこに行ったのか分からなくなったり、貸してほしいのに「かして。」の一言が言えなかったり…お互いにカチンコチンなやり取りしかできない様子でした。でも、一緒に作業をしていくうちに、「スコップ、ここに置いとくよ。」とか「小さい方のスコップって誰が持ってる?」など些細なやりとりが生まれてきました。そして、それをきっかけに「あ!(穴が)つながった!!!」「ウソ!?」なんていう、様々なハプニングを通して、徐々にコミュニケーションが生まれて、みんなが生き生きとしていく姿を見ることができて、私はとても嬉しかったです。
引用:2011年度ポレポレポート2月号