ガメラです。
冬キャンプが終わりましたので、その報告をします。長文失礼します。
1月4日から6日にかけて、とちのきむらこと美方高原自然の家で、「居場所を得て安心できる関係を築く」という目標のもとキャンプをしました。
子どもたちを見ていて、キャンプに行く前と帰ってきた後では様子が違ったと思います。関わりが少なかった子同士が交流を深めていたり、年上の子が班を積極的にまとめるなどの姿が見られました。この変化はキャンプの様々なプログラムを通して成されたこととおもいます。
まず、初日はバス移動、アイスブレイク、テント設営、雪遊び、施設でのフリータイム、雪中テント泊を行いました。子どもたちはまだ班のメンバーの事をよく知らず、話すことに緊張していたり、ぶつかり合いが見られました。しかし、プログラムが進むに連れて少しずつお互いのことを意識していたと思います。
2日めはテント撤収、クラフトとフリータイム、かまくら作り、キャンドルファイヤー、施設の部屋ごとのフリーを行いました。雪中泊で体調不良を訴える子どもが数人いたものの大事には至らず、子どもたちでテントを片付けることができました。このときに、年上の子どもたちが積極的に動く姿がみられました。
フリータイム、クラフトで少し休んだあとはメインのかまくら作りでした。それぞれの班で全く違ったかまくらを作っていました。一人ひとりが穴をほって、それを繋げる蟻の巣のようなかまくら、家を意識したかまくら、滑り台があるかまくらなどです。このような個性的なかまくらは、子どもたちの個性がぶつかってできたものです。当然ケンカもありました。それらを乗り越えて作っていました。
キャンドルファイヤーでは子どもたち自身がダンスや歌を歌いました。フリータイムで練習していた出し物を楽しそうにしていました。
でも何より子どもたちが楽しかったと言っていたのは泊まる部屋でのフリータイムでした。それぞれの部屋でおばけ屋敷をしていてとっても嬉しそうでした。
最終日では、作ったかまくらの発表会と振り返りをしました。発表会にむけて、2日目でつくったかまくらを更に良いものにしていました。ケンカをしていた班も最終的には、班全員が入れるかまくらを作れていました。
振り返りでは、みんなが嬉しかったことや頑張った事を言ったり、紙に書いていました。また、班のメンバーに手紙を書いたりもしていました。
「関係性」をコンセプトとした今回のキャンプでしたが、参加したカウンセラーはそれを意識した関わりをしました。安心できる関係を築けた子どもも居たけれど、それが難しかった子がいました。しかし、難しかった子も1つのステップにはなったと思います。なにより、今回のキャンプは重大な事故なく全員が帰ってこれました。それが1番良かったです。
ディレクター、PTのメンバー、参加希望カウンセラー、応援してくれたカウンセラー、施設の方々、その他手伝ってくれた方々、そしてなにより参加して下さった子どもたちに感謝で一杯です。
良いキャンプでした。ありがとうございました。
以上で報告とさせて頂きます。